自分で過払い金を請求する方法

過払い金請求すれば、すぐにでも返還される訳ではありません。返してもらうにはそれなりの段階を踏む必要があり、時には弁護士や行政書士のようなプロの助けを借りる事も重要になってきます。過払い金の請求から返還までの流れを紹介してみましょう。


第一段階は、過払い金が発生しているのかどうかを調べることです。現在返済中の方はもちろん、完済していても請求手続きを行う事は可能ですから、利息制限法による引き直し計算をし、資料を揃えて過払い金があるかどうかを調べましょう。


それには過去の取引が分かる取引履歴の開示を求めます。しかし、個人相手では速やかに開示してくれることは少なく、過払い金返還請求訴訟を裁判所に提起する事になります。それが第二段階になります。


提訴は司法書士や弁護士に依頼するのであれば、予め担当してくれる弁護士などを探しておくのも大切で、消費者金融のトラブルに実績のある弁護士事務所などを口コミや過払い金に関する情報サイトで情報を集めましょう。


交渉が始まり、和解となったら和解契約が結ばれて、返還が行われます。この間の期間は、平均すると2～3ヶ月前後とされます。中には取引履歴の開示に応じなかったりすることもあって、トラブル防止の意味でもきちんとスケジュールを整えておくと良いでしょう。